人気ブログランキング | 話題のタグを見る

釜石東中学校

群馬大学 大学院工学研究科 社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災教育センター

のサイトに、

『釜石が繋いだ未来への希望 - 子ども犠牲者ゼロまでの軌跡』

という記事があります。

釜石東中学校が災害への備えとして積み重ねてきた
きめ細かい取り組みに感心しました。
さまざまな場面を想定した検討、繰り返し行う合同訓練、
DVD作成など体験的かつ視覚に訴えかける手法をとること・・・。
野口整体でも「人は頭でわかったつもりのことでは行動しない。
潜在意識に入り込んだことが体を動かす」というようなことを
言っていますが、つまり「体で覚える」ということ。
「言い聞かせる」のではない「行動を伴うこと」の大切さをあらためて思います。
(子育て(しつけ)も一緒ですね・・)

この中の津波襲来時に取られた行動のレポートを読むと、
あと1分、あと数十秒遅かったらもしかして・・・という
ぎりぎりのところで確保できた「全員無事」の結果だったように思えます。
このぎりぎりの結果を生み出すのが日頃の訓練・意識なのかもしれません。

※他地域では、数分の差で子供や職員ごと津波に飲まれてしまった学校も
あったのかもしれません。ただそれは地形や立地やその他の要因も大きいと
思うので、日頃の備えだけで比較できるものではないように思います。

※また、釜石港の津波防波堤(世界最深)は、
今回、津波の高さと浸水域を低減したほか、
「津波高が市街地を守る防潮堤(高さ4.0m)を超えるまでの時間を6分間遅らせた」
という検証結果が出ているそうです。(港湾空港技術研究所調べ

今回津波の被害にあった沿岸部がどのように復興していくのかは、
(同じ地域に住むことができるのか、住まないほうが良いのかということを含め)
まだわかりませんが、助かった釜石の子供たちが、自分たちの取り組みが
実を結んだということを自信につなげることができればいいと思います。

私も子供を預ける親として、園や学校の災害対策 に関心を持たねば。
Commented by ゆりこ at 2011-04-05 00:32 x
読みました!
すごい、私も感心しました。
めでこさんの記事も、すごく分かりやすく丁寧に説明されてて。

今回の震災、私は本棚で分かるように、何の備えもなかったから
(今もろくにしていないから)、あらためて、何をすべきか
検討して実行しなければと思います。

親の責任でもありますよね。
弱音を吐いてる場合ではありませんでした。
Commented by cafemaman at 2011-04-05 04:31
先日の返事をずっと書きたいと思いつつ遅くなってしまってごめんね!

まずは、ばななさんのツイッターをあのタイミングで見たのは、決してめでこちゃんのせいじゃないからね~。
(それにあのタイミングで見たのは、それなりの意味があったのだと思うし)

私も、ばななさんが人を傷つけようとしてを書いたわけじゃないのはわかってるから、当然ばななさんに対しても怒ってないし、あの発言は本当にそうだなとも思う。(私もなんとか自分で最後まで飼い続ける方法はないかっていろいろ調べたし)

先週、先々週はまだまだ猫の死を、自分の中で整理できない状況だったから余計ね、なんか感情的になっちゃって。こちらこそごめんね~!!

私も釜石東中学校の記事、ミクシーだったかな?で読んですごい!!って感動しました。

これから、被災地がどう復興していくのか、まだ何もわからないけど(まだ水浸しの地域もあるものね…)
さっき、夫がこんな記事を見つけたと、メールがきました。
http://blog.livedoor.jp/mugen_no_syoko/archives/2832311.html
本当に、被災地の方たちが、また元通りの(またはそれ以上の)暮らしができることを切に願います。
Commented by medeco at 2011-04-06 22:45
ゆりこちゃん>
ね。かつて津波に何度も襲われた経験のある土地だからこその備えだったのだろうね。

でも、だからこそ、果たしてまた同じ土地に民家を作って良いものだろうか?と思ってしまいます。
最近、弟とそういうことを(webを介して)話しています。

こういう記事とか、
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110405k0000e040071000c.html

これとか。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110329-OYT1T00888.htm

対して、
http://www.gyokou.or.jp/100sen/100img/02tohoku/022.pdf

「先人の思いを汲むなら、各地に点在していたものを一カ所に集めて合祀すべきじゃなかったんじゃないかな、と思います。実用性を狙った碑が(その有効性はともかくとして)、「記念」の碑として抽象化され、本来の趣旨を曲げられてしまうということ」と、弟。
Commented by medeco at 2011-04-07 13:11
mamanちゃん>
そう言ってくれてありがとうね。
(ばななさんは、読んで傷つく人がいるだろうってことは折り込み済みであの文章をツイートしたと思っているけども・・・)

リンク先記事、読ませてもらったよ~。
私は、まだちょっと、感想らしい感想が持てないかも。。
奥尻島のことは当時のニュースを見たくらいで、webもなかったし、いまだに詳しく知らないせいかも。

今回の地震は、規模の大きさが桁外れだよね。
被害規模だけじゃなく、これだけ広範囲に続く大きな余震で、東日本全体が緊張している。
加えて原発問題で、(これまたばななさんも言っていたけど)私も、もう3月11日以前の生活は絶対に戻ってこないと思っているよ。
でもこれは首都圏にいる私の当事者感なのかもね。自分の周りは何も崩れていないけど(それだけに)、まだ形になっていないところで、(良くも悪くも)もう決定的に失われたものがあるってことがわかる、という感覚。
だからちょっと、リンク先のblogの方の話していることが、違う世界にいる人の言葉みたいで・・・。
名前
URL
削除用パスワード
by medeco | 2011-04-03 12:24 | Comments(4)

東京在住。毎日リモートワーク。歌舞伎・文楽、ラグビー観戦、旅、からだ周り、料理・ゴハン好き。息子は16歳。


by medeco
カレンダー